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香り・味わいの表現例と語彙集

テイスティングノートを書こうとすると、「なんとなくおいしいけれど、どんな言葉で表現すればいいのか分からない」と感じることがあります。 ここでは、香りと味わいの代表的なカテゴリと、そこに含まれる表現例を簡単に紹介します。

1. フルーティー(果実のニュアンス)

フルーティーな香りは、多くのウイスキーで感じられる分かりやすい特徴です。具体的な果物のイメージと紐づけると記憶にも残りやすくなります。

  • リンゴ、洋ナシ、白ブドウのようなみずみずしさ
  • オレンジピールやレモンのような柑橘の爽やかさ
  • ドライフルーツ、レーズン、プルーンのような甘さ

2. スイート(甘さのニュアンス)

樽や原料由来の甘さも、テイスティングノートではよく使われる表現です。甘さの種類に着目してみましょう。

  • バニラ、カスタードクリームのようなまろやかな甘さ
  • はちみつ、メープルシロップ、黒糖のようなコクのある甘さ
  • キャラメル、トフィー、ミルクチョコレートのような香ばしさを含む甘さ

3. スパイシー(刺激のある香り)

アルコールの刺激とは別に、スパイスを連想させる香りが感じられることがあります。少しずつイメージを増やしてみてください。

  • ブラックペッパー、ホワイトペッパー
  • シナモン、ナツメグ、クローブ
  • ジンジャー、ハーブ、ミント

4. スモーキー/ピーティー

アイラモルトなどで有名なスモーキーさやピート香も、感じ方は人それぞれです。苦手意識がある場合でも、自分なりの言葉で残しておくと傾向を把握しやすくなります。

  • たき火、焚き火の煙のような香り
  • ヨード、薬品、消毒液のような印象
  • 海藻、磯、潮風のようなニュアンス

5. そのほかのヒント

一度に正確な表現を探そうとすると疲れてしまうので、最初は「なんとなく近い」と感じる言葉をいくつか候補として残しておく程度で十分です。 後から別のボトルと飲み比べたときに、「前の方が甘かった」「こっちはスパイシー寄りだった」など、相対的な違いが見えてきます。

Whisky Tasting Note の香り・味わい入力欄には語彙サジェスト機能があり、この記事で挙げたようなキーワードの多くが収録されています。 気になった言葉があれば、実際のテイスティング時にアプリを開いて試してみてください。

表現に正解はありません。自分が思い浮かんだ比喩や印象を大切にしながら、少しずつ語彙を増やしていきましょう。

テイスティングの全体の流れについては ウイスキーテイスティングの始め方も参考にしてみてください。